待ちわびた皆既月食

　昨日は皆既月食がありましたね。

　私のほうは途中曇ってしまいましたが、おおむね晴れてくれたおかげで観ることができました。今回初めて観たのですが、本当にいままで見たことのない月の姿には、驚きと感動を覚えました。よく赤っぽいとか赤銅色とか言われますが、あれは実際に見た人にしかわからないと思います。

今回残念ながら観ることができなかった方もいらっしゃると思いますが、また来年もチャンスはありますので、そのチャンスを見逃さないようにしていただければと思います。



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　さて、皆既月食といえば、私には苦い過去というか、因縁がありましたw

　私が最初に皆既月食を見るチャンスがあったのは今から10年も前の話になります。当時は小学生でした。そのころは天文学に興味がわいた時期でした。平成16年5月5日の未明に観測のチャンスがありましたが、当時小学生の私がそんな時間に起きるのは至難の業でした。親の助けを借りて起きることはできたのですが、生憎の曇り空でした。尤も、私の住んでいた地域では皆既食になる前に沈んでしまうという元から残念な話ではあったのですが、非常に大きく欠けることに違いはなかったので、ものすごく落ち込んだ記憶があります。これが“因縁”の始まりです。

　なぜ“因縁”と呼ぶのか。皆既月食自体はこの10年の間に観測の機会は何度かありました。ところがそのすべての機会で観ることができなかったのです。ほとんどは空が曇りました。あといくつかはそもそも知らなかったり忘れてたり…。気がついたら最初の観測（失敗）から10年経っていたということです。

　そんなこともあって、今回ついに観測に成功した皆既月食は今後忘れることのできない思い出となることでしょう。




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